2024/8/11

地震対策には床下のチェック!!

地震への備えとして、まずは床下を確認することが重要です。建物の耐震性が低いと、地震発生時に柱や土台の継ぎ目が脆弱になり、建物がペシャンと潰れてしまうことがあります。また、シロアリ被害や腐朽によって柱が弱くなっていると、建物が真下に崩れ落ちることがあります。

実際、過去の地震では、シロアリ被害や腐朽が原因で建物が倒壊するケースが多く見られました。特に、阪神淡路大震災では、シロアリや腐朽が無かった家屋の倒壊率が20%だったのに対し、シロアリや腐朽があった家屋は99%が倒壊しているというデータがあります。

例えば、ドライバーの先が簡単に柱に刺さるような状態であれば、その建物の強度は非常に低いと言えます。特に、人口が減少している地域や高齢者世帯の住宅では、床下のメンテナンスが疎かになりがちです。南海トラフ地震が懸念されている地域も同様です。

少し手間かもしれませんが、ご自身で床下をチェックすることをお勧めします。必要に応じて、防蟻対策や構造の補修を行い、大切な命を守るための準備を進めましょう。