2021/2/17

震度4!?

2月15日
震度4の大きめの地震が和歌山県北部であったようです。(私は気づきませんでした)
 
地震があった後はもう一度避難場所の確認や家族での約束事をしておくのが優先ですが、それ以外にもできることがあります。
 
それは、ご自分で「外壁を見回す」ということです。クラック(ヒビ割れ)の早期発見が家を長持ちさせる事になるからです。
 
クラックがあるまま放置すると、雨の進入を許してしまうので、たとえ室内に入ってこなくても、外壁変形を誘発し、何造りであっても大きな被害につながります。
 
木造であれば、シロアリのきっかけにもなり、もちろん木材は濡れ続けるとダメになります。
 
鉄骨造であればサビて家の強度が確実に落ちます。結局内装材は濡れるとダメになります。
 
鉄筋コンクリート造であれば大丈夫と思う人も多いかと思いますが、クラックが原因でコンクリ中に入れてある鉄筋に空気が触れる、または、雨の進入を許すとなれば、鉄筋が膨張します、そうなると確実にまたクラックが発生し、コンクリートは内部から押し出されると非常に弱く、簡単に外れて割れます(爆裂)。つまりコンクリートがカタマリで落下するということです。
 
経年劣化での塗装がダメになって起こるクラックは非常に小さく、目視ではわかりにくいくらいですが、地震で揺れて起こったクラックは非常に大きく(太く)わかりやすいです。
 
これはとにかく先に埋めること。埋める材料はなんでもいいというわけではないですが、一般的に売っているものであれば「変性シリコン」で長持ちします。但し、きちんと施工はしないといけませんよー。
 
有料会員様は格安で埋める作業は承ります。会員様でなくても数万円で処置はできるでしょう。
 
多くのリフォーム業者はこの作業はすすめません。大きな売り上げにならず、大きな改修工事につながらないからです。1年か2年放置しただけで数百万の改修工事になるからです。
 
地震保険に入ってる方はぜひ確認してみてください。多くの場合は対象になりません。
 
とにかく外壁を見上げる、コツはできるだけ真下に行き、正面からしっかり見上げることです。